ミシンでの縫い初めをきれいにするには
ミシンでの縫い始めが、きれいに縫えないことがあります。
表はきれいでも、裏に返すと下糸の縫い目がガチャガチャに、ダマになっています。
それは、縫い始めに上糸が下糸に引っ張られるためにおこります。
この糸ダマは、「鳥の巣」と呼ばれるそうです。
上糸が不安定な状態だとダメなようなので、上糸を軽く引っ張ればいいということです。
上糸をなにもせず、そのままの状態で縫ってみる
返し縫いをして、表はきれいに縫えています。
裏側は、上糸がグチャグチャになっています。
上糸を押さえ金の下にくぐらせて一針落とし、上糸を引っ張った状態で縫ってみる。
返し縫いをして、表も裏もきれいに縫えています。
「鳥の巣」もありません。
ミシンで縫う個所が数か所ある場合
その都度糸を切らずに、続けて縫ってみるといいです。
上糸下糸ともに後ろに引っ張った状態で縫えるので、最初だけ気を付ければいいですね。
縫い初めのちょっとしたことですが、縫い始めがきれいだと気持ちがいいですね。
厚みがある場合の縫い初めをきれいにするには
縫い始めが厚みがあると、ミシンが進まなかったりしてきれいに縫えないときがあります。
上の写真は、ジーンズの生地です。縫い初めは5枚の生地になっています。
後ろ側に4枚の生地を重ね、差し込んでいます。
これでスムーズに縫うことができました。
厚みがある生地の場合は、ミシンの押さえ金が水平に保たれるように、後ろ側に同じくらいの厚さの生地を差し込んで縫い始めるのがポイントです。