サイズ直しでウエスト寸法を直す方は多いですね。
体型が変わるたびに大きくしたり、また小さくしたり。
小さくするときは詰めればいいですが、「10㎝以上大きくしてください」となると、どこからその分量を出せるか、を考えていきます。
サイズを10cm以上大きくする場合、どこから出すか
縫い代とダーツ、タック、ギャザーから出す
- 両脇の縫い代=約2㎝
- ダーツ(前後4本)=約4㎝~
- ダーツ(前後8本)=約8㎝~
- タック
- ギャザー
脇の縫い代で5mmを縫い広げると、両脇で全体で2cm大きくなります。
縫いしろが多ければ、もっと出すことができます。
ダーツが前後で8本あれば、それだけで10センチ以上出ることもあります。
タックやギャザーの場合は、分量を少なくすればいいので10センチ以上は出ます。
ウエスト位置を下げて大きくする
例えばフレアースカートのようにダーツがない場合は、ウエスト位置を下げてウエスト寸法を出します。
裾広がりになっているので、ウエスト位置を下にすればするほど大きくなります。
1㎝下げると、約3㎝は大きくなります。
どのくらいの裾広がりになっているかによりますが、7~10㎝下げれば約10cmは大きくできます。
ただし、ウエスト位置が変わるので、ファスナーを移動しないといけません。
両脇に別布のマチを入れて大きくする
別布を足してサイズ出しするお直し方法です。
ウエストだけ大きくする場合は、三角にヒップあたりまでにします。
ウエストだけでなく、ヒップから裾まで大きくする場合は別ページに載せています。